あんしんを、あたりまえに

Keep A ロゴ

これからもおいしい農作物を、
皆さんの食卓に届けられるのだろうか?

日本の農業を取り巻く環境は、
年々厳しくなっています。

肥料価格や燃料価格の高騰。
運賃、資材費の値上がり。
そして異常気象による不作や
安価な外国産食糧の輸入など。

生産者だけでは解決できないほど、
農業を取り巻く環境は変化しています。

そこで私たちは、
産地から食卓までをつなぐ
持続可能なシステムをつくるために
小さな一歩を踏み出しました。

⽣産者として私たちができることは何か。
それは「安定供給・安定品質」という価値を
作り続けることです。

そしてその価値を、
流通事業者(販売店)様の協力によって、
消費者の皆様に適正価格(※再生産価格)で届けられる
システムを構築していきたいと考えています。

これからもおいしい農作物を食卓に届けたい。
そんな想いを込めて、
生産者の私たちが自ら掲げるブランド「keepA」。

「keepA」という選択が、
食卓のあんしんを守る未来につながるように。

※再生産価格とは
農作物の生産にかかる費用を下回らず(赤字にならず)に、持続的な生産が可能な販売価格のこと。

keepAとは、
⾷卓のあんしんを守るために、
安全な農作物を適正価格で、安定的に届ける仕組み。

独自の基準を満たした安全、安心な農作物を
生産者が持続的に生産し続けられるよう、
再生産可能な適正価格での販売・購入
いただくことで、食卓のあんしんを守ります。

  • ㈱朝山農園

    岩見沢市栗沢町栗部

  • ㈱安藤農産

    岩見沢市稔町

  • アンバーファーム㈱

    岩見沢市稔町

  • ㈲岡農産

    北海道石狩郡新篠津村

  • ㈱大二野村農場

    岩見沢市大願町

  • ㈲北野農産

    石狩郡新篠津村

  • (農)駒谷農場

    夕張郡長沼町

  • 坂野孝太さん

    岩見沢市稔町

  • 坂野博之さん

    岩見沢市栗沢町栗部

  • 島俊文さん

    岩見沢市稔町

  • 新篠津つちから農場

    北海道石狩郡新篠津村

  • 菅原康洋さん

    岩見沢市栗沢町栗部

  • 菅原尚吾さん

    石狩郡新篠津村

  • 長井孝之さん

    北海道岩見沢市西川町

  • 三上孝宏さん

    北海道石狩郡新篠津村

  • ㈲三上農場

    北海道石狩郡新篠津村

  • 三上雄平さん

    北海道石狩郡新篠津村

  • 森本和弥さん

    岩見沢市稔町

  • 山崎幸樹さん

    岩見沢市稔町

  • 北雄ラッキー株式会社

  • 株式会社アイックスホールディングス

  • ユニバース

  • 北雄ラッキー株式会社

  • 株式会社アイックスホールディングス

  • ユニバース


あんしんの輪を広げたい

 今でも覚えています。もう30年くらい昔の話です。スーパーで卵が特売で、確か100円程度でした。私はそれを喜んで買いました。しかし家に着いたとき、パックのなかのニ、三個は既に割れていました。私は思いました。「安いってこういうことか。」と。 特売要請に応えるために、鶏卵生産農家は、鶏に無理を強いてたくさんの卵を産ませる。スーパーは客寄せ商品とはいえ、それでほとんど儲けられない。消費者は買ってはみたものの、割れるものはあるし、栄養価だって怪しい。誰が幸せなのでしょう?

かつて、「価格破壊!」と叫んだ人がいました。それは単に、川下のバイイングパワーで川上に無理を押し付けていただけではないでしょうか?その結果、つい最近、鶏卵最大手の会社が倒産しました。

はじめは、自分自身の、自分の事業に対する危機感からでした。なんだかいつのまにか、世の中大変なことになってきてない?ボヤボヤしていたら来年の営農だってどうなるかわからなくない?エネルギー高、資材高、運賃高、肥料高、交付金の減少。しかし青果物は自分で値段が決められない。そのなかでも生き残って行くためにはどうしたらいいのか?そこが出発点でした。

 それなら、国産のものを安定的に欲しい人と今のうちにがっちり手を組んでいこう。そう考えました。しかし考えを進めていくうちに気が付きました。「持続可能」とは、自分のところだけが良ければ実現するものじゃない。生産物を流通するひとがいて、店舗でそれを買う人がいて、皆に経済的合理性と気持ちの満足がなければ、輪はつながらない。

 ならば生産者は、安心品質と安定供給、そして畑の情報を提供しよう。卸業者には、志のあるお店を探してもらい、小売業者には、価値を伝えてもらう役割をしてもらおう。確かな品質であることを訴求してもらおう。そして消費者には満足して買ってもらう。ただ、それは「再生産可能な価格」で買ってもらおう。それが今度は逆に、お店、卸業者消費者と還流していくことで、初めて輪はつながる。

 輪をつなげたいのです。ちゃんとした価値を提供します。目先の、少しだけ高い安いではなく、価値に対価を払って頂くことで、その価値は再生産が可能になります。それがひいては、あなたの食卓を守ることにもつながるのです。

 安さを求めることで、繊維産業も、製造業も国内では見事に空洞化してしまいました。このままでは、農業も早晩そうなると思っています。それでいいのでしょうか?食は、人間の営みの根源です。

 今ならまだ、間に合います。あなたと、わたしが手をつなぐことで、持続的な、幸せの輪を作ることができます。

KeepAの輪に参画してください。仲間になりませんか。

応援メッセージ

本物の情報を、
正しく伝達していく。

北雄ラッキー株式会社

代表取締役社長 桐生 宇優

我々スーパーマーケットは生産者と取引する上で最も重要な要件として考えるのは安定した品質と量を長期にわたり継続していただく事です。
さらにSNSの発達で消費者の持つ情報量の多さは昔とは比べ物になりません。情報が多すぎて本物の情報を見分ける事が難しくなっております。だからこそ生産者、販売者が行う「価値の伝達」は重要性を増しております。
この仕組みは販売者にとっても消費者にとっても大きなメリットをもたらす事と思います。

安心・安全な「食」を
提供し続けていくために
外食産業に携わる者として
できること。

株式会社アイックス

フード事業部 執行役員
渡邊 崇史

日本の農業は、後継者不足や近年の異常気象等による価格変動、食を取り巻く様々な時代背景に翻弄され、先の見通しの立たない経営に大きな不安を抱えています。
日本の食料自給率はどんどん落ち込み、様々な課題が浮き彫りになっている一方で、食に対する消費者のニーズは多様化し「安心・安全」の確保に対する関心が非常に高まっています。
お客様が求めている安心・安全な「食」をご提供し、満足度を追求し続けていくこと、そして、それを継続していくために日本の農業の未来について考えていくことも、我々外食産業に携わる者の義務なのです。
「安定供給」「安定価格」「安定品質」をスローガンに掲げる「keepA」の取組みは、消費者となるお客様の求める「食」と、日本の農業を支えていくための一つの「解」であると感じ、今回取組みに賛同いたしました。

「KeepA」生産者と消費者を結びつける
バリューチェーン

株式会社ユニバース

商品本部第一商品部 青果

世界的な燃料高騰および肥料など各種コストの上昇また異常気象が頻繁に発生するなど、農業を取りまく環境は厳しさを増しています。
「食品」が当たり前にあり、消費者の皆様が安心して食品を買えるという時代が終わりつつあると、今年ほど感じた年は無いのではないでしょうか。

その中で私たちユニバースは、お客様に安心してお買い物をしていただく為のひとつとして産地に赴き、「中村農園様」と出会い、様々な取組を増やしてきました。

SDGsの視点からも、生産者と消費者をつなぐ事が、私たちの役割と考え、これからも生産者様には安心して高品質の作物を作っていただき、ユニバースを通してお客様にお届けしてまいります。

今回提唱される「KeepA」は、当社の企業理念に合致する事が多く、ご賛同いただける多くの生産者と取組みながら、産地から消費者まで届ける新しいバリューチェーンとして、当社も応援し、参加することと致しました。

日本の農業生産者の
叫び声を、
もっと広く社会に。

農業ライター 岩﨑 真紀

食こそが、人間の生命活動の維持に最も大事なもの。農業はその食を生産する大事な産業です。なのになぜ、精魂込めて育て上げた良質な農産物でさえ、再生産価格を下まわるようなことがあるのでしょうか。農業政策や社会情勢に振り回され、真摯に営農する人たちが「来年も生産できるだろうか」と悩むことになるのは、なぜでしょうか。
「KeepA」の試みは、「誠実に生産し、求めに応える食を永続的に供給すると誓います。だからどうぞ、私たちが農業を続けていっていいと言ってください。来年の生産活動をどうか支えてください」という、農業生産者の叫びのように思われます。そしてまた、消費者・流通業者に対する「問い」でもあるように思います。
「安心安全・良質な食料を生産する農場でさえ、来年の再生産を不安に思っています。世界的に食の生産・流通が揺らいでいる今、国内の食の生産現場がこのように不安定なままでいいと思いますか?」。
大いに声を上げてほしいと思います。私もその答えが知りたいのです。
多くの方が参加して声が大きくなり、広く社会に届くことを願っています。そして社会のシステムがよりよい方向へと変わっていくことを。

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販売店・keepAに賛同したい農家の方は
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